楽しい仕事は存在しない!だから楽しめ!

「仕事が楽しくない・・・」

って事で、悩んでいる人が沢山います。他にも「こんな仕事は、私のやりたい仕事じゃない・・・」とかね。そもそも、楽しい仕事なんてあるのでしょうか?ってちょっと考えてみたので、私なりの「仕事」に対する思いを書いてみます。

大きくは、「仕事の定義」「仕事の目的」「好きなことを仕事にするとどうなる?」「自ら仕事を楽しむ方法」という流れで考えて行きたいと思います。

まず、仕事って何ぞや?ってことで、「仕事と」いう言葉の意味を辞書で調べると・・・

■仕事とは・・・

1.何かを作り出す、または、成し遂げるための行動。「やりかけの―」「―が手につかない」
2. 生計を立てる手段として従事する事柄。職業。「将来性のある―を探す」「金融関係の―に就く」
3. したこと。行動の結果。業績。「いい―を残す」
4 .悪事をしたり、たくらんだりすること。しわざ。所業。「掏摸(すり)が集団で―をする」
5 .《「針仕事」の略》縫い物。裁縫。

仕事って色んな意味がありますね。
色んな意味がありますが、ここで話題とするのは、上記の2番の職業って意味での「仕事」です。

■なぜ仕事をするのか?仕事に何を求めているのか?

「なぜ働くの?」と言う問いに対しは、「生きていくためにはお金が必要だから」と真っ先に答える人が多い。

人はなぜ仕事に就くのか?働くのか?というと、お金を稼ぐためなんですね。なぜお金が必要かといえば、生きて行く為です。衣食住を確保する為に働くわけです。

よって、本来は金さえもらえるのであれば、どんな仕事に就いてもいいはず。文句はないはずです。なのに、「仕事が楽しくない・・・」って悩む人は多い。

このように不満を覚える理由は、仕事にお金以外の別の目的・意義を求めているからです。つまり、本来の目的である最低限の衣食住の確保を十分に満たしている僕らは、仕事にそれ以上のものを求めているのです。

典型的な例は、仕事を探しているけどなかなか就職出来ない、いや仕事に就こうとしない、仕事を選ぼうとしている失業者たちです。

田舎の老人介護施設などでは、本当に人手が足りない状態らしく、住み込みでの人材を募集しているそうですが、人が集まらない。失業者の皆さんは、体力的・経済的につらい仕事である介護職では働きたくないと思うようです。

失業者でも、仕事にお金以外の何かを求めているからこそ、キツイ・つらい介護職で働きたくないのです。失業しているけど、最低限の衣食住には困っていないから・・・。

仕事で最低限のお金を稼ぐのは当たり前であり、もっと高度なものを求めているんですね。じゃ~、何を求めているかと言うと、「かっこいいこと」「楽であること」「もっと多くの年収を稼げること」「人から尊敬さえること」「自分か好きなものであること」etc・・・

求めているものは人それぞれなんでしょうね。

■好きなことを仕事にすれば楽しいじゃん!

いつ、どこで聞いたか、誰の話だったか忘れてしまいましたが、こんな会話を聞いたことがあります。

ミュージシャン(Aさん)とアナウンサー(Bさん)の会話です。

Bさん
「CDデビューした時は、小さい頃からの夢であるミュージシャンになれて、楽しかったでしょう!」

Aさん
「いやぁ~、確かに音楽が好きで、趣味でやっていた頃は本当に楽しかった。 でも、音楽が仕事になったとたん、私には責任が出来たんです。 私がCDを出すにもコンサートするにも多くの方が関わっているんです。CDが売れない、コンサートに人が集まらないなんてことになると、多くの人を路頭に迷わせることになります。ですから、責任とプレッシャーで引退しようと思ったことがあります。」

Bさん
「では、今はどうなんですか?今も楽しくは無いのですか?」

Aさん
「いや。今は楽しんでますよ!私が楽しんで曲を作らないと、ファンの皆さんに楽しんでもらえませんからね!責任とプレッシャーばかり感じて楽しめなくなり、いい音楽を作れなくなったら、それこそ私を支えてくれている多くの人たちを路頭に迷わせてしまう。それに気が付いてからは、仕事を仕事と思わず、趣味だと思って楽しんでます。」

このように、趣味を仕事にしている人ですら、「仕事」は辛いものなのです。 ですから、「楽しい仕事」と言うものは基本的にありえないのでしょう!ただ、「仕事を楽しむこと」は出来ます!その人の気持ち次第です。 いかに自分で仕事を楽しもうとするか!が大切です。

■仕事を楽しむ方法

先日、取引先のDM発送業者がミスをしたため、至急、自分たちでお客様へ案内状を送るという仕事が発生しました。この仕事、単純作業であり楽しいいものではありません。

仕事の内容は、以下の3ステップ。本当に単純作業です。
1.案内状を封筒に入る大きさに折る。
2.折った案内状を封筒に入れる。
3.封筒を糊付けする。

案内状を翌日に発送する必要があった為、至急作業です。で、その数は6,000通。これを6人でやりましたので、一人当たり1,000通です。仕事をお願いされた私たちは、「何で業者のミスを俺らがカバーしなきゃいけないんだよ。俺たちだって忙しいのに・・・」と不満たらたら。ま、当然ですね。でも、そこはサラリーマン。上司の命令には逆らえませんし、同僚を助ける為にさっそく、その仕事にとりかかりました。

はじめは、皆黙々と作業をしていました。しかし、やがてその中の一人がこう言い出しました。「俺が案内状を折り続けるから、○○さんが封筒に入れてよ。で、○○さんが糊付けしてよ」

一人でやっていた作業が共同作業へ変わりました。すると作業はスピードアップ。それを見ていた残りの3人も慌てて共同で作業を始めたのですが、そこで面白いことが起こります。

「俺たちと競争しようぜ!」

はじめは、6人ばらばらでやっていた単純作業が、共同作業へ変わり、競争を取り入れたゲームのようになったのです。言葉を交わさず、無表情で、黙々と作業をしていた6人が、声を掛け合いながら、楽しそうに仕事をしているのです。

そう、楽しくないはずの仕事を楽しんだのです。

■ってことで、仕事を楽しくするのは自分次第。

私たちは悲しいかな、仕事をしてお金を稼がなければ生活が出来ません。 嫌でも仕事はしなければ無ければならない。仕事から逃げることは出来ないのです。だったら、楽しんで仕事をするように心がけましょう!

また、「仕事が楽しくない」と思うということは、それだけ恵まれた環境にいるわけです。仕事にお金以外の何かを求める余裕があるわけですから。

仕事を楽しいものにするか、辛いものにするかは自分次第です。